組み込みソフトウェアを開発するときに欠かせないのが「スタートアップ処理」です。PCの世界ではBIOSやブートローダが担当している初期化を、組み込みシステムでは開発者自身が実装しなければならないケースが多々あります。本記事では、リセット直後からメイン関数が動き始めるまでのスタートアップ処理について解説します。 スタートアップ処理とは スタートアップ処理とは、組み込みCPUがリセット(電源投入直後やハードリセット時)された直後から、メイン処理(main() 関数やOSのカーネル)を実行可能な状態に整えるための ...